※このページはネタばれを含みます※
映画「怒り」の感想です。

 

一時期かなり話題になったこの映画「怒り」

ずっと観たかったんですけど、ようやく見ることができました。

ただただ、すごいの一言ですね。

力のあるキャスト陣だからこそできたんだろうなと思います^^;

観てるときの緊張感が半端ない!!

 

原作は小説らしいのと、まだ他の方のレビューや解説を読んだりしてないので、見落としや読み間違いが多分にあるとは思いますけど、初見の感想を書いていきたいと思います。

 

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「怒り」 みどころ、あらすじ

みどころ

『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一のミステリー小説を、『悪人』でタッグを組んだ李相日監督が映画化。現場に「怒」という血文字が残った未解決殺人事件から1年後の千葉、東京、沖縄を舞台に三つのストーリーが紡がれる群像劇で、前歴不詳の3人の男と出会った人々がその正体をめぐり、疑念と信頼のはざまで揺れる様子を描く。出演には渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡など日本映画界を代表する豪華キャストが集結。

引用元:シネマトゥデイ | 作品情報

横道世之介懐かしい。もう内容全然覚えてないけど^^;

悪人も見たことないんですよね~これも見てみたいな。いつか見るか。

渡辺謙はさすがって感じでしたね。迫力が半端ない。『沈まぬ太陽』みてから本当にすごい役者さんだなあと思うようになったんですけど、表情ひとつとっても本当にすごい。

まさにその世界で生きてるって感じがしますよね。役者さんはすごい。

でも「怒り」のキャストはみんなすごかった。原作読んでると思い入れとかもあってまた違うのかもですけど、読んでないので普通に引き込まれました。

あらすじ

ある夏の暑い日に八王子で夫婦殺人事件が起こった。
窓は閉め切られ、蒸し風呂状態の現場には、「怒」の血文字が残されていた。

犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続ける。その行方はいまだ知れず。
事件から一年後。千葉と東京と沖縄に、素性の知れない3人の男が現れた。

引用元:映画『怒り』公式サイト | 物語

キャッチーという表現は不適切だと思うんですけど、映画館で「怒り」の予告編みたとき「これは卑怯」って思ったんです。

こんなの絶対気になるじゃないですか!

物語としてまず面白そうですし。これは原作のすごさですね。

 

八王子の殺人事件、現れる3人の男

田代 哲也

松山ケンイチが演じてたやつですね。

前歴不詳の居候。見た目とかオーラとかが既に「私、重いものを抱えて生きてます」って言ってるんですよね。まず、よくこんなの居候させたなw

「困ってるときはお互い様」精神なんですかね?

でもそんな田代も槙 洋平(渡辺謙)の娘の愛子には心を開くようになります。

宮崎あおいが演じてる”槙 愛子”は一言で言えば「感性が人と違う」というか、世間一般からみて「変わってる」って言われる部類の人なんですけど、毒気がないのがきっと田代からしたら安心できたんでしょうね。

愛子のバックボーンもっと知りたいですねー。そしたらもっと深まる気がする。

2人は徐々に距離が近くなり、同棲するようになりますが、「八王子事件の犯人の整形後の映像と写真」が流れたあたりで、田代くんは突然愛子に何も言わずに行方をくらましてしまうんですよね・・・。

これがまた犯人の写真が田代くんに似てるんだわ。

そして愛子と洋平がとった行動は・・・。

 

大西 直人

綾野剛が演じてたやつですね。

ハッテン場っていうんですかね?その隅っこで三角座りして殻に籠ってたところを藤田優馬(妻夫木聡)が半ば無理やり犯すところから2人の関係が始まります。

なんかもうちょっと情報ほしかったw それとも男同士の恋愛ってああいう感じなのか?

それはさておき、優馬の家で同棲するようになる2人。

優馬のお母さんの件やお墓のことを通して2人は恋愛以上の、強い”絆”と呼べるもので結ばれていたように見えたのですが・・・。

中目黒で偶然直人が同年代の女性と話しているところを目撃してしまったり、優馬のゲイ仲間の家が同時期に空き巣にあったり、なにより未だに直人の過去について自分は何も知らないというところが、優馬に直人への”疑念”を生ませてしまいます。

そしてまた「八王子事件の犯人の整形後の映像と写真」が流れたあたりで、直人が忽然と姿を消してしまうんですよね・・・。

しかも直人はただ写真と顔が似ているだけじゃなく、犯人の特徴である『右の頬に縦に並ぶ3つのホクロがある』に合致しているという。。。

この疑念をどうにかするために、犯人の情報をさらに調べようとする優馬。

そんな折、警察から「大西直人と言う方をご存知ですか?」という電話がかかってきます。

優馬がとった行動は・・・。

 

田中 信吾

森山未來が演じてたやつですね。

沖縄に引っ越してきた小宮山泉(広瀬すず)は沖縄での同級生、知念辰哉(佐久本宝)と一緒に無人島に遊びに行ったんですけど、そこの廃墟に居着いていたのがこの田中でした。

最初は不気味がってましたけど、普通に打ち解けて仲良くなって、泉の方から会い行って食べ物を差し入れたりするような仲に。

 

辰哉はある日、泉を那覇へデートに誘います。

その途中で偶然田中と出会い、ここで田中と辰哉は知り合います。

3人で飯を食べに行き、そこで酒を飲んだようで泥酔してしまう辰哉。

田中と別れたあと、辰哉は酔った勢いでどこかにふらふらと歩きだしてしまう。

泉はチラチラ遠くに見える辰哉の影を追いかけますが、その途中で酔っぱらった米兵に目をつけられて人気のない公園でレイプされてしまいます。

男性の「police!police!」という声で米兵たちは逃げ出しますが、辰哉はその一部始終を公園の隅で見ていました。

怖くて、足がすくんで、見ていることしかできなかった。

米兵が去り、慌てて泉にかけよりますが・・・。

 

辰哉は人間の本当の「怒り」に触れます。

自分に「できることがない」ということがどんなに悔しいか。

「本気で心配しているし、本気で力になってあげたい」でも『本気』を伝える方法がわからない。

何かを求めるように無人島を一人訪れる辰哉。

田中はやはり廃墟にいた。

話の流れで田中はその後辰哉の家に居候し旅館を手伝うことになりますが・・・。

 

 

 

 

ーー以下、結末のネタばれありーー

 

 

 

 

命をかけた「愛」(結末ネタばれ有)

殺人を犯したという大前提を除けばの話なんですけど、

この作品に『悪人』はいないと思うんですよね。

人間の”複雑さ”をこれでもかと強調しているので、壮絶ですし、凄惨ですけど。

途中で描かれた、八王子の夫婦殺人の動機だけみてると「コイツ頭おかしーんじゃねーの?」って思いますけど、それはただその場だけを切り取って観てるからなんですよね。

きっと犯人にもそれまでの人生があったはず。

でないと、あの結末には至れない。

犯人にだけではなく、主要な登場人物に共通しているのは『「世間一般」からは理解されにくい性質を持っている』というところだと思います。

だからこそ、皆やり方が極端なんですけど、そこにはその人なりの”思いやり”とか”暖かさ”が見える。

 

 

その最たるのが、やっぱり田中ですよね。

いくら「辰哉の味方をする」って約束したからって自分の命使いますかね。

一緒に考えようって言ったのに、結局一人で何もかも決めてしまって、

それで見えない『本気』を伝えるためにとった行動があれですよ・・・

 

辰哉の信頼を裏切るように旅館をめちゃくちゃにし、辰哉を守るためにすぐに自分の素性がわかるように『怒』の文字を再現してみせ、辰哉の『怒り(本気)』を引き出すために嘘をつき、泉に『本気』を伝えるために壁にラクガキを残した。

 

圧倒的な狂気の中でも、最後に辰哉にかけた言葉が本当に温かかった(;_;)

 

タイトルは「怒り」なんですけど、なんか「愛」の1つの形を見せられた気がしました。

 

衝撃が強すぎてなんか放心状態です(笑)

劇場で観てたら泣いてたかもなー。

こういう力のある作品はいいですね(・∀・)

あとで他の解説とか読んでみようかな。自分のが検討外れすぎたら笑える(笑)

 

ここまで読んでくださった方ありがとうございました(^^)

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